最近の繊細な塗装
ここ数年は、「耐候性」「耐すり傷性」の低い塗装が増えました。塗装自体は、最終仕上げに表面の微細な凹凸を平らにし光沢を上げる為にポリッシング(艶出し研磨作業工程)を行いますが、現状は高級車のみの対応となりました。ポリッシング工程はとても重要で経年差は大きく現れます。繊細な塗装は、ポリッシング自体も難しく手間が掛かります。
逆浸透膜浄水機の廃棄水
一般的な低価格のフィルター式浄水機は、全量ろ過方式で、フィルター交換サイクルが※早い。逆浸透膜方式は、ろ過しながらフィルター表面の不透過物を高圧の水流で同時に流し洗浄し廃棄水として捨てています。捨て水の量は、原水の水温や水質に依存しますが、だいたい5割程度です。経験上メーカー推奨交換時期よりもはるかに長く使用できます。(約5年以上可能)また、浄水の今の造水品質は「TDSメーター」で簡単に測れます。数値が1桁であればフィルターは十分に機能しています。また、水温が低下すると造水率も低下する。※原水の水質に依存。
純水の造水方法
純水製造の基本的な方法は、「逆浸透膜(RO)」を組み込んだ浄水機で行います。他に「イオン交換樹脂方式」もありますが、帯電した物質のみ除去可能で、非電解質の溶け込んだ物質の除去はできません。さらに、食塩を使用して樹脂の還元が必要となります。逆浸透膜浄水機には、ポンプ「あり・なし」と大きくは2種あります。アメリカは搬送水圧が高く低価格のポンプ無しが多く販売されています。日本国内は、比較的水圧が低く、ポンプ無しでは造水に時間が掛かります。純水品質は、「膜の格子径」により決まります。※ 海水やウーロン茶や牛乳を透明な浄水に処理出来るのは「逆浸透膜浄水機」だけです。
純水を使用した洗車について
純水洗車は、元々昔からアメリカで行われていました。現地の水道は、集中浄水では無く、個々の手元で浄水する方式で、逆浸透膜浄水機が普及していて、結果こうなったと考えられます。アメリカ式洗車:洗車機(逆浸透膜処理水)に突っ込んで「水分の拭き上げをせずに」そのまま走り去る方式です。この場合、純水を使用していますが、ボディー上の水分が自然乾燥までに「ホコリ」が付着しますので「必ず水分は拭き上げる」様にするべきです。
水道水の洗車時の注意
水源が、硬度の高い地域(岩石)の河川や、農業の盛んな地域(化学肥料使用)の地下水には、蒸発残留物:地質・科学肥料等由来のミネラル成分(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、シリカ他の塩類及び有機物)が多く含まれ、水分を残すと、ボディーやガラス面に、白い蒸発残留物が残り、繰り返しによりそれが核となり同じところに付着し易く堆積し密着し除去し難くなります。また、コスト削減の為に「井戸水」(地下水)を使用している洗車場は特に水ジミが付着し易い場合があるので注意が必要です。※ ボディーを、水道水で濡らす場合は、必ず最後は「自然乾燥する前に拭き上げる」※「雨水(ウスイ)」は、蒸発した水ですので「純水」です。
CERASHINE.CO.JP:ドメイン再登録の件につきまして
約20年以上前に取得しましたが、以前の管理委託会社の不手際により、登録内容の変更依頼等が実施されず放置状態で、結果として「廃止~再取得6ケ月間経過後の新規登録」を実施しまして再登録となりました。メール送信等でご迷惑お掛けし申し訳ございませんでした。Webサイト再構築にはもう少し時間が掛かりますので宜しくお願い申し上げます。
※ 施工店様とお客様との販売契約(保証等)について
コーティング施工販売時の、施工店様とお客様との個々の販売条件(金額・保証・液剤・工程・他)等に、メーカー(または卸会社)の介入(販売価格や保証の有無・期間等の指示)は公正かつ自由な競争を阻害すると思われます。寄って弊社は、販売条件に関わる様な指示は致しません。
コーティング液剤 = 半製品
コーティングする為の「コーティング液剤」は、家電製品やカーナビやウインドフィルムの様な「製品」ではなく完成する前の「半製品」です。前者は、QC(品質管理)の工場ラインで製造された製品を、「搬入・設置配線・貼り付け」作業で架装され、基本的には製品その物の品質には影響しない。コーティングは、全てに於いて「現場施工」です。経験・技量・設備に影響されます。
新車の塗装
塗装された表面は、ガラスの様に平面では無く、俗に云う「柚子肌」です。よって塗装すれば「光沢を上げる為に」コンパウンドで研磨(または水砥ぎ)して凹凸を少なくして仕上げるのが基本です。実際に、高級車(国産・輸入車共に)は、中塗りからトップコート毎に、塗装表面を研磨して光沢を上げている。通常新車は、塗装されたままで、ブツ除去処理跡が若干残り、溶剤の乾燥や添加剤のブリード等で、塗装された表面は若干曇っています。コンパウンドで艶出し研磨作業(車体全体に)を行うと、塗料本来の艶が蘇ります。この研磨作業は、ブツ除去同様に、機械による自動化は無く、現在でも全て熟練者による手作業ですので、通常は殆ど行われていません。(例外有り)