コーティングの膜厚

一般的には、有機系のコーティング材(WAX類)で性能を得るには数ミクロン以上の膜厚が必要ですが、無機系のコーティング材は、極薄膜(ナノメーターレベル)で同等以上の性能が得られます。そもそも無機系材料の膜厚を上げるのは技術的に難しく、また重ね塗り等で極端に膜厚を増そうとすると、塗装表面の光沢の著しい低下や、剥離、シミの要因となる可能性が増大します。過去に開発元で測定した経験では、ナノメーターの範囲でした。ミクロンレベルは出なかったです。コーティングは、塗装では無いので膜厚を望むなら「塗料」で塗装するべきです。但しコストは数十倍以上掛かりますが。手軽に自動車の綺麗を保てるのがコーティングです。

膜厚の測定方法

実際に自動車に塗布されたコーティング層だけの膜厚を測定するのは難しいです。カットする時に断面が潰れ正確には測れません。測定自体は、基本ガラスへ塗布しそれを割って断面を電子顕微鏡で撮影し計測するか、コーティング表面を刃物で傷を付けてその傷の深さを電子顕微鏡で撮影し測定します。ハンディータイプの膜厚計は、一般的には約5ミクロン位は誤差の範囲と云われ、正確に測定するには、数千万円の据置型の膜厚計測装置が必要です。

夏期休業日のご案内

2023年 8月11日 ~ 16日 (17日 ~ 通常営業)

コーティング材が塗装面に密着する仕組み

①:塗装表面の隙間に入り込む「物理的なアンカー結合」 ②:塗装表面の水酸基と結合する「化学的な官能基結合」 ③:ある程度の膜厚を利用した横へのつながり「架橋結合」(強い順) モノマーやオリゴマー等の低分子材料を使用することによりアンカー効果が望める。

ゾル・ゲル法によるセラミックスの合成

無機材料と有機材料のハイブリット材料を、触媒反応を利用して低温にて「光学レンズ」等の作成に開発された汎用技術です。触媒の重合反応を利用し液相から緻密なセラミックを得る工法。

ゴールデンウィーク休業日のご案内

2023年(令和5年)のゴールデンウィークは、暦通りの営業となります。

最近の繊細な塗装

ここ数年は、「耐候性」「耐すり傷性」の低い塗装が増えました。塗装自体は、最終仕上げに表面の微細な凹凸を平らにし光沢を上げる為にポリッシング(艶出し研磨作業工程)を行いますが、現状は高級車のみの対応となりました。ポリッシング工程はとても重要で経年差は大きく現れます。繊細な塗装は、ポリッシング自体も難しく手間が掛かります。

逆浸透膜浄水機の廃棄水

一般的な低価格のフィルター式浄水機は、全量ろ過方式で、フィルター交換サイクルが※早い。逆浸透膜方式は、ろ過しながらフィルター表面の不透過物を高圧の水流で同時に流し洗浄し廃棄水として捨てています。捨て水の量は、原水の水温や水質に依存しますが、だいたい5割程度です。経験上メーカー推奨交換時期よりもはるかに長く使用できます。(約5年以上可能)また、浄水の今の造水品質は「TDSメーター」で簡単に測れます。数値が1桁であればフィルターは十分に機能しています。また、水温が低下すると造水率も低下する。※原水の水質に依存。

純水の造水方法

純水製造の基本的な方法は、「逆浸透膜(RO)」を組み込んだ浄水機で行います。他に「イオン交換樹脂方式」もありますが、帯電した物質のみ除去可能で、非電解質の溶け込んだ物質の除去はできません。さらに、食塩を使用して樹脂の還元が必要となります。逆浸透膜浄水機には、ポンプ「あり・なし」と大きくは2種あります。アメリカは搬送水圧が高く低価格のポンプ無しが多く販売されています。日本国内は、比較的水圧が低く、ポンプ無しでは造水に時間が掛かります。純水品質は、「膜の格子径」により決まります。※ 海水やウーロン茶や牛乳を透明な浄水に処理出来るのは「逆浸透膜浄水機」だけです。

純水を使用した洗車について

純水洗車は、元々昔からアメリカで行われていました。現地の水道は、集中浄水では無く、個々の手元で浄水する方式で、逆浸透膜浄水機が普及していて、結果こうなったと考えられます。アメリカ式洗車:洗車機(逆浸透膜処理水)に突っ込んで「水分の拭き上げをせずに」そのまま走り去る方式です。この場合、純水を使用していますが、ボディー上の水分が自然乾燥までに「ホコリ」が付着しますので「必ず水分は拭き上げる」様にするべきです。